ワンタッチタープテントの比較
スポーツやレジャー、屋外での様々なイベントで必須アイテムとなっているワンタッチタープテント。
安い物なら1万円以下、高い物なら数万円するものまで価格は様々。
品質はピンからキリまで、基本的に耐久性が低く、間違った使い方をすると簡単に壊れます。
基本的な構造として、中央に天幕を支える小屋梁をもつタイプと、四隅から伸びる垂木のみで天幕を支えるタイプに分かれます。
前者は丈夫な作りで、ある程度の荒天にも耐えます。
重量が有り、サイズも大きく高価なので、団体、企業などのプロユース向けです。
後者は作りが華奢なので、荒天時の使用には不向きです。
軽量かつ小型、収納と運搬が容易で、価格も比較的安価なので、個人向けになります。
前者に関しては、大体が価格相応の品質なんですが、問題は後者の個人向け。
これの品質が本当にばらばら、粗悪品としか言えないものも多く有ります。
そんな中からお薦め出来る製品をいくつか紹介していきます。
収納・持ち運びで選ぶなら
株式会社山善のキャンパーズコレクションから アルミコンパクトタープ ACT-200UV。
アルミコンパクトタープACT-200UV(GY)【キャンパーズコレクション アウトドア キャンプ バーベキュー テント タープ】 価格:8,800円 |
最大の長所は、収納寸法21cm×23cm×92cm、重量が7.5kgという小型かつ軽量なところ。
このサイズだとフリードのあの狭いラゲッジスペースにも載りますし、軽自動車にも積めます。
我慢すれば電車移動でも持ち運べる重さとサイズです。
問題は軽量小型を実現する為に犠牲になった強度。 本当に脆いので、使用時は脚を杭で固定し、尚且つ四隅からロープを張ってしっかり固定しましょう。
品質的にはちょっとどうかなと感じる部分も有りますが、この小ささにはそれ以上の価値が有ります。
丈夫が一番
E-ZUP社のイージーアップ・テントからビスタシリーズ DMJ29。
軒桁を支える小屋梁を持たない構造のワンタッチタープは風に非常に弱いのですが、このテントは脚が台形に開く形状なので、横風を受けた際に風下側の脚が踏ん張る形になるので壊れにくいです。
全体の作りも堅牢で、接合部分の樹脂パーツやシャフトも丈夫です。
杭が打てずにやむなく未固定で使用して風で横転した事が有りますが、それでも壊れませんでした。
ただ、価格がちょっと高い、ホームセンター等で売られている物なら3~4張り買える値段です。
1万円前後の価格帯の製品は荒天時に使用すると直ぐ破損してしまい、頻繁に買い替える事になりがちなので、使用頻度が高ければ結果的に安上がりになります。
ですので、荒天時の使用を前提にするなら選択肢のひとつに入れて良いと思います。
E-Z UP Direct HOME > アウトレット
ではアウトレット品が販売されています。
旧型モデルまたはサンプル輸入品、良品返品などのB級品であれば7掛け程度で購入できます。
基本的に現品限りですので出物が有れば見逃されないように。
定番の品
ニューテックジャパン社のカンタンタープ240。
カンタンタープ240 ワンタッチテント ワンタッチタープ 日よけ アウトドア キャンプ バーベキュー UVカット 収納バッグ付 価格:9,990円 |
取り合えず迷うならこれを買っておけば無難な定番の品。
細部の作りもきちんとしていて、パーツもしっかりしています。
他社製品でこれより安い製品が色々と有りますが、品質の落ちる廉価品と考えた方がいいです。
特徴らしい特徴は無いですが、それこそがバランスの取れている証拠です。
広いと便利
ニューテックジャパン社のカンタンタープ300。
カンタンタープ300 ワンタッチ ワンタッチタープ 日よけ イベント アウトドア キャンプ バーベキュー UVカット 収納バッグ付 価格:11,990円 |
3m×3mで畳5枚分ほどの面積。
広くて良いんだけど、このサイズになると強度的にはちょっと不安なものが有ります。
好天時の日除けとしての利用であれば問題ないですが、荒天時の使用はお薦めしません。
とはいえ、使える面積の広さは魅力的なので利用する環境しだいでしょうか。
広くて丈夫
株式会社ラックスの簡易テント。
少年サッカー関係者にはお馴染みの組立式サッカーゴールヴィーゴを扱っている会社の製品。
ヴィーゴもそうなんですが、このテントも他社製品に比べると本当に安いです。
最初にワンタッチタープは小屋梁を持つタイプと、そうでないタイプに分かれると書きました。
この小屋梁を持つタイプは丈夫で良いんですが、団体や企業向けでお値段がちょっと張ります。
ところがこのテントはプロユースの物と同様の構造ながら、他社製品の半額以下。
細部を見ると樹脂パーツが少なく、ボルト止めや溶接が使われていることが分かります。
フレームの材質もアルミより安く、強度の有るスチールが使用されています。
この辺りが安さの理由でしょうか?
問題点としては重量が26kgと1人で扱うにはちょっと重いです。
ですのでサッカーチームなど、荒天時の利用が想定され、設営・運搬を複数で行えるなら選択肢の一つに。
イージーアップ・テント/E-ZUP
- ビスタシリーズ/VISTA series
- ドリームシリーズ/DREAM series
- DREAM DRJ-33N
- DREAM DR30-15
- DREAM DR36-08
- デラックスシリーズ/DELUXE series
- DELUXE DX25/DXA25
- DELUXE DX30/DXA30
- DELUXE DX45/DXA45
- DELUXE DX60/DXA60
ニューテックジャパン
- カンタンタープ
キャンパーズコレクション/山善
- ハイコンパクト パティオタープ
株式会社ラックス・Fungoal
- みんなのテント
- みんなのテント 2M/3M