甲子園の連投問題について

今年も甲子園で行われる高校野球。

昨今、全国高等学校野球選手権大会に関して、夏の暑さ、選手の酷使など問題点が指摘されています。

この猛暑の中でやって大丈夫なのかとの話に関しては、大会期間中の十分な体調管理と、適切な水分補給さえ行えば、選手に関してはリスクは最小限に抑えられるのではないかと思います。

それとは違い大問題だなと思うのが投手の投げすぎ、連投問題。
日本のプロ野球が最近は中5日~6日、メジャーリーグで中4日が主流。
それと比べると大会期間14日で最大6試合を下手すると一人で投げきるってのはそれは無理があるに決まっています。

そこで出てくるのが球数制限。
問題はこれをやると打ち崩せない相手のエースを引きずり降ろす為に、相手に球数を投げさす持球戦術にはしる可能性があるし、エース格の投手を複数揃えるなんて事は一部の強豪校にしか無理でしょうし。

これに関しては、個人的には社会人の都市対抗野球みたいに補強選手制度を導入すれば面白いんじゃないかと。

『強敵』と書いて『友』と呼ぶ文化がある日本ですから、上手くやれば美談に仕立て上げて大盛り上がり間違いなし。
ピッコロもべジータも、古くはデスラー総統も辿ったお約束の物語ですから。

いずれにしても、この連投問題に関しては何らかの対策が必要なのは明白です。
ただ、現在の高野連や主催団体の様子を見ると、余程の事が無い限りこのままズルズルやっていくんでしょうね。
今年は小手先の改善策として休養日を2日増やしたようですが、中0日が中1日になってもやらないよりはましといった変更に過ぎませんし。